食事

ダイエット中は何を食べればいい?筋肉を残して脂肪を落とす正しい食事法

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前回の記事では、
「摂取カロリーが消費カロリーを下回れば必ず痩せる」
というダイエットの大原則についてお話ししました。

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では次の疑問としてよく出てくるのが、

「じゃあ、カロリーさえ守れば一日中お菓子でも痩せるの?」

というもの。

理論上は“痩せます”。

しかしそれでは、

  • 筋肉が落ちる
  • 脂肪だけ残る
  • 代謝が下がる
  • リバウンドしやすい体になる

という最悪の状態になってしまいます。

僕らが本当に欲しいのは、

「筋肉を残しながら脂肪を落とす」

この状態です。

そのために必要なのが、
タンパク質を十分にとること です。


■ まずは「体重×1g」のタンパク質をとる

目安はとてもシンプルです。

体重 × 1g〜1.5gのタンパク質をとる

例えば、体重70kgの人なら
タンパク質70g〜100g が必要になります。

そして「タンパク質1g = 4kcal」なので、
70gのタンパク質 → 280kcal

ここは“優先的に確保すべきカロリー”です。

あとは残りのカロリーを
糖質(ごはん・パン・麺)脂質(油・肉の脂・ナッツ)
から摂ればOKです。


■ 例:体重70kgの人の1日の摂取カロリーの考え方

例として、
基礎代謝1500kcal + 活動代謝500kcal = 2000kcal消費
の人の場合。

減量したいので、
摂取カロリーは1700kcal~1900kcalに設定 します。

そこから――

● タンパク質70g = 280kcal

(ここは必ず確保)

● 残り:1900 − 280 = 1620kcal

これを糖質・脂質で自由に調整。

つまり、

タンパク質を確保したうえでカロリーを守れば、何を食べてもいい。

これが“無理なく続く食事”の基本です。


■ タンパク質70gを満たす1日の食事例

70gは実はそこまで難しくありません。
以下は、普通の食事で自然に達成できる例です。


【朝】

  • 納豆1パック …… 8g
  • 卵2個 ………… 12g
  • ご飯150g
  • みそ汁

タンパク質20g / 450kcal前後


【昼】

  • 焼き鮭1切れ ………… 20g
  • ご飯150g
  • 野菜の副菜
  • 味噌汁

タンパク質20g / 550kcal前後


【間食】

  • オイコス(ギリシャヨーグルト)1つ … 12g

タンパク質12g / 100kcal前後


【夜】

  • 鶏むね肉150g ………… 35g
  • 野菜炒め
  • ご飯100g

タンパク質35g / 650kcal前後


● 1日の合計

  • タンパク質:約 87g
  • カロリー:およそ 1,750〜1,850kcal

タンパク質70gクリア&設定カロリー内に収まる完璧な食事例です。


■ 結論:アンダーカロリー+タンパク質で体は変わる

複雑な栄養計算は必要ありません。

  1. 体重×1gのタンパク質を確保する(例:70kg → 70g)
  2. そのタンパク質分のカロリーを引いたうえで、トータルを消費カロリー以下にする
  3. 残りは糖質・脂質を好みで調整してOK

これだけで、

  • 筋肉を残す
  • 脂肪を落とす
  • 代謝を下げない
  • リバウンドしにくい体になる

という理想のダイエットが成立します。

難しい知識や完璧主義はいりません。

「アンダーカロリー + タンパク質」
このたった2つを守るだけで、身体は必ず変わります。


🦵 変形性膝関節症・股関節症の方へ|食事管理が特に重要な理由

変形性膝関節症・変形性股関節症の方にとって、食事によるカロリー調整は、運動以上に大切な体重ケアの手段です。

なぜかというと、膝や股関節に痛みがあると激しい運動ができません。でも、体重が増えるほど関節への負担も増え、痛みが悪化しやすくなります。

この「運動できない→体重が増える→痛みが悪化する」という負のループを断ち切るには、食事の質と量を整えることが、いちばん現実的なアプローチです。

関節疾患のある方に特におすすめの食事ポイント

タンパク質をしっかりとる(筋肉を守るため)
運動量が少ない分、筋肉が落ちやすくなっています。筋肉は関節を支えるクッションの役割もあるため、タンパク質で筋肉量を守ることが関節保護にもつながります。

抗炎症作用のある食品を意識する
青魚(サバ・イワシ・サンマ)に含まれるオメガ3脂肪酸は、関節の炎症を抑える効果が期待されています。週2〜3回取り入れてみましょう。

急激な糖質制限はしない
糖質を極端に減らすと筋肉も落ちやすくなります。関節を守るためにも、適度な糖質は必要です。「ご飯を半膳に減らす」程度の調整が無理なく続けられます。

「運動が難しくても、食事を変えるだけで体重は必ず変わります。」
まずは今日の食事から、タンパク質を意識してみてください。

注意点

※本記事は一般的な健康管理を目的とした情報提供であり、
特定の疾病の診断・治療を目的としたものではありません。
糖尿病、腎疾患、脂質代謝異常などの持病がある方は、
必ず医師または管理栄養士にご相談のうえ、判断してください。

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やさしいダイエットラボ
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マッサージ師 メンタルアドバイザー
東京都内の治療院で、変形性膝関節症・変形性股関節症など関節疾患を抱える患者さんと日々向き合っているマッサージ師です。「痛みがあっても、体を少し軽くしたい」——そんなお悩みを毎日聞いてきた経験から、関節に負担をかけない体重ケアの方法をお伝えしています。運動が難しい方でも、無理なく続けられる方法があります。
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