私の失敗ダイエット その1|極端な糖質制限
ダイエットを考えたとき、多くの人が真っ先に思い浮かべる方法の一つが糖質制限ダイエットではないでしょうか。
「ご飯を抜けば痩せる」「糖質さえ減らせば体重は落ちる」 そんな言葉を、これまで何度も耳にしてきました。
私自身も例外ではなく、「できるだけ早く体重を落としたい」と思ったとき、迷わず選んだのが糖質制限でした。
この記事では、私が実際に行った極端な糖質制限ダイエットの体験と、その失敗から学んだことを正直に書いていきます。
糖質制限は“数字上”すぐに結果が出る
糖質を摂らなかった翌日、体重計に乗ると数字がスッと落ちます。
この即効性は、本当に強烈です。
- 食事量はそれほど変えていないのに体重が減る
- 昨日より1kg近く落ちていることもある
- 「自分は正しいことをしている」という安心感
体重計の数字が下がるだけで、
この方法で間違いない
と、疑う余地がなくなっていきました。
今振り返ると、この「数字への安心感」こそが、失敗の入り口だったのだと思います。
なぜ、そこまで極端な糖質制限を選んだのか
当時の私は、
- できるだけ短期間で結果を出したい
- 我慢は一時的でいいと思っていた
- 「痩せた」という成功体験が欲しかった
という心理状態でした。
そして、糖質制限には
- 努力が分かりやすい
- やっている感が強い
- 他人にも説明しやすい
という特徴があります。
「ご飯を食べていません」と言うだけで、 周囲からは
すごいですね ストイックですね
と評価されることもありました。
その言葉に支えられ、 自分でもブレーキがかけられなくなっていたのだと思います。
私が実践した「極端な糖質制限」の内容
私は約3か月間、ほぼ糖質を摂らない生活を続けました。
具体的には、
- ご飯・パン・麺類は完全にカット
- 果物もほとんど食べない
- 主な食事は肉・魚・卵・チーズ・油
今思えば、かなり偏った食生活です。
それでも当時は、
体重が落ちている=成功
という考えしかありませんでした。
実際、その期間中は体重が少しずつ落ちていき、 「やはり糖質制限は正しい」と確信していました。
なぜ糖質制限はすぐ体重が落ちるのか
ここで少しだけ、仕組みの話をします。
糖質制限を始めて最初に落ちる体重の多くは、
- 体脂肪
ではなく、
- 体内の水分
- グリコーゲン(糖の貯蔵)
です。
糖質は水分と結びついて体内に蓄えられているため、 それを減らすと、
一気に体重が落ちたように見える
現象が起こります。
つまり、
「痩せた」と「体重が減った」は必ずしも同じではない
ということです。
糖質制限をやめた数か月後に起きたこと
糖質制限を解禁してしばらくすると、 体重は少しずつ戻り始めました。
そして数か月後、
体重はほぼ元の状態に戻っていました。
それだけではありません。
- 食欲のコントロールが効かない
- 甘いものが異常に欲しくなる
- 以前よりイライラしやすい
「痩せた経験」がある分、 戻っていく体重に対するストレスは、 以前よりも大きく感じました。
極端な糖質制限で感じた3つの問題点
① やめれば体重は戻る
糖質制限中に落ちた体重は、 生活を元に戻せば、ほぼ確実に戻ります。
それは、
- 脂肪が大きく減ったわけではない
からです。
② 高たんぱく・高脂質になりやすい
糖質を避けると、 必然的に
- 肉中心
- 脂質多め
の食事になります。
短期間なら問題にならなくても、 これを長期間続けるのは、 健康面での不安も無視できません。
③ メンタルと生活への影響
糖質が不足すると、
- 集中力が落ちる
- 気分が不安定になる
- 食事が楽しくなくなる
といった変化を、私ははっきり感じました。
外食や家族との食事も、 常に「何を食べられるか」を考えなければならず、
ダイエットが生活の中心
になってしまっていたのです。
それでも糖質制限が合う人もいる
ここで一つ補足しておくと、
糖質制限そのものを全否定したいわけではありません。
- 医師や専門家の管理下で行う場合
- 明確な期間を区切って行う場合
- 体質的に合う人
こうした条件がそろえば、 選択肢の一つになることもあると思います。
ただ、
誰でも、長期間、自己流で行う
という方法には、注意が必要だと感じています。
糖質制限と「砂糖制限」はまったく別
ここは、私が今いちばん伝えたい部分です。
糖質制限と砂糖制限は、まったく別物です。
私は現在、
- 甘いジュース
- お菓子
- 砂糖が多く使われた加工食品
これらは、基本的に避けています。
一方で、
- ご飯
- 芋類
- 果物
といった、自然な形で含まれる糖質まで、 完全に排除することはしていません。
ポイントは、
不要な糖分を減らす
という考え方です。
この失敗から学んだこと
極端な糖質制限を経験して、 私が学んだことはとてもシンプルです。
- 極端な方法は続かない
- 続かない方法は、結果も残らない
- 大切なのは「一生続けられるかどうか」
ダイエットは短距離走ではなく、 長く続けるマラソンだと思います。
もしあなたが今、
- 数字が急に落ちる方法に惹かれている
- 「これさえ我慢すれば」と思っている
のであれば、
その方法を1年後も続けられそうか
一度、立ち止まって考えてみてください。


